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セバスチャン・ローブとともにWRCの記録を塗り替え続けたシトロエン

フランスの自動車メーカーは、国営企業といえるルノーを筆頭に、モータースポーツにも積極的に参加してきました。
F1でもルノーはよく知られた存在ですが、ラリーの世界ではプジョーとともに歩んできたシトロエンの存在を外すことができません。
特に近代化したWRCでは、その速さは圧倒的であり、セバスチャン・ローブとともに時代を作り上げたのです。

シトロエンとセバスチャン・ローブ

フランスの自動車メーカーの中で、シトロエンは驚くほど異質な存在です。
1970年代に経営不振となり、プジョーの傘下に収まりますが、一部エンジンなどのコンポーネンツの供用を図っても、独自の個性を出すような会社になっています。
先進技術ということに目のない会社であり、10年進んだ車を20年間作るといわれるように、ロングライフにふさわしい車を作れるのです。

シトロエンは、その活動のほとんどをラリーに費やしてきた会社でもあります。
ダカール・ラリーでは、三菱の最大のライバルとして君臨し続けていましたし、グループB時代のWRCにも参戦していました。
しかし、プジョーとの絡みもあり、最大限の力を発揮することができなかった側面もあるのです。

ところが、転換期が訪れます。
2001年からWRC参戦を始めますが、2006年から2007年の間をプジョーが撤退した穴を埋めるために開発に費やし、WRCに再参戦するのです。
これが驚くほどの成功を導き出し、セバスチャン・ローブとともに最多勝記録を塗り替え続けていくことになるのです。
それだけ多くの記録を打ち出しますが、とんでもないことに、セバスチャン・ローブとともにWTCCに参戦することを発表します。
驚くことにシトロエンとしては、初めてのサーキットレースへの参戦でもあり、WRCドライバーが参戦するということでも、大きな話題となったのです。
さらに、今度は自身のチームを作り上げ、2016年ジュニアWRCにもシトロエンで参戦することになって行きました。

まだまだ改良が進むシトロエンDS3WRC

シトロエンDS3WRCは、セバスチャン・ローブとともに数々のタイトルを獲得してきた名車です。
S2000車両をベースに開発された独創的なマシンにし上がっています。
非常にコンパクトでありながらも、1.6リッターターボは高い出力を持っており、驚くほどの戦闘力を秘めているのです。
これから先も改良が進められ、中心となる存在であり続けていくことでしょう。